ウェルメイドな物語『赤ちゃんを産む魚』
作品情報 外宮あくと『赤ちゃんを産む魚』 どうして気付けなかったのだろう。誰よりも近くにいたのに… グッピーは、卵をお腹の中で孵して稚魚を産む。まるで人間みたいだと私は思った。 と、母魚はくるりと稚魚に振り向き、稚魚をパクリと……。それを目にした私は――――涙と共に叫びがとまらなくなった。 ※「小説家になろう」にも掲載しています。 講評 こんばんは、辰井圭斗です。昨年は「辰井講評窓口3」にご参加く […]
作品情報 外宮あくと『赤ちゃんを産む魚』 どうして気付けなかったのだろう。誰よりも近くにいたのに… グッピーは、卵をお腹の中で孵して稚魚を産む。まるで人間みたいだと私は思った。 と、母魚はくるりと稚魚に振り向き、稚魚をパクリと……。それを目にした私は――――涙と共に叫びがとまらなくなった。 ※「小説家になろう」にも掲載しています。 講評 こんばんは、辰井圭斗です。昨年は「辰井講評窓口3」にご参加く […]
作品情報 @dekai3『身から出るミームは機械に巡る応報』 チカッ チカッ チカッ チカッ 『マスターの命は私が守ります。何に変えてでも』 第一回きつね被造物小説賞参加作品です。(https://kakuyomu.jp/user_events/1177354054891433479) ※こちらの作品と共通の世界観です。直接の話の繋がりは無し。【過ぎたる性欲はスプラッタるが如し快楽】(https: […]
宵待なつこ『CAGE OF InnOCENCE』 世界に二人だけの、密やかな毒薬《あい》 こんばんは、辰井圭斗です。昨年は「辰井講評窓口3」にご参加くださりありがとうございました。講評が大変遅くなってしまい申し訳ありません。こちらに講評を書きます。 イノセントな箱庭の中で互いに想いを懸けあう2人の少女の話。タグに耽美と書かれていますが、清潔感のある耽美で、それが単にシチュエーションだけでなく文章全 […]
暗黒星雲『僕と黒剣 short ver.』 僕と黒剣が殺人事件に挑む。ミステリー風SFです。 突然学校で殺人事件が起こった。僕が気になっている女子生徒の黒剣は、その事件について何か知っているようだった。僕と黒剣は事件の真相を知るために動き始めた。 この作品は既に公開中の作品、「僕と黒剣」https://kakuyomu.jp/works/1177354054888591615こちらをコンテスト参加 […]
鮭さん『『レターパックで現金送れ』はうさぎです』 うさぎさんだぜ うさぎさんだぜ こんにちは、辰井圭斗です。昨年は「辰井講評窓口3」にご参加くださりありがとうございました。講評が大変遅くなってしまい申し訳ありません。こちらに講評を書きます。 軽い読み口のシュールコメディ。本当に文章が読みやすいというか軽く、少し驚きました。文章はおおむね重厚な方が評判がよかったりするのですが、ことweb小説界隈に […]
高橋 白蔵主『晴れた日に傘を選ぶ』 「ねえねえ杉里くん、ほら、ごっちぃいん!」 賢くてエキセントリックな彼女と過ごす午後。 大人になれなかった弟や妹のこと。あらかじめ決められた運命のこと。そして、晴れた日に傘を選ぶようなこと。 こんにちは、辰井圭斗です。昨年は「辰井講評窓口3」にご参加くださりありがとうございました。講評を書くのが大変遅くなってしまい申し訳ありません。こちらに講評を書きます。 賢く […]
水狗丸『ヒグマの令嬢』 兄に求婚された少女はヒグマに変身して逃亡する イタリア南部の町ネアポリスに屋敷を構える貴族の兄妹はある日、不幸な事故が原因で両親を失う。母は妖精からのお告げとして遺言で、家の跡継ぎは自分と同じくらい美しい娘を娶るよう告げた。 間も無く父も亡くなり、家長となった兄はその遺言に従うべく母とそっくりな妹オルセッタを妻にしようとするも妹は頑なにそれを拒み、遂に伯父に助けを求めた […]
なんようはぎぎょ『芋虫』 虫のいるラブストーリー いつでも恋に全力な女の子が好き。虫も元気。 こんにちは、辰井圭斗です。だいぶ前自主企画「辰井講評窓口」にご参加くださりありがとうございました。随分遅くなってしまい申し訳ありません。こちらに講評を書きます。 主人公山下課長に惚れている上目遣いが可愛い(というか全体的に可愛い)職場の女の子愛未が、芋虫で作った惚れ薬を飲むか自分が死ぬかの究極の選択を迫っ […]
狐『怪鴉紳士インバネス・レイヴン』 鴉を狩るは、異形の鴉人。 性癖:スチームパンク性癖:人間と人外の境界にいる存在性癖:価値観の衝突性癖:相棒との共同作業 第二回性癖小説選手権参加作品です こんにちは、辰井です。先日は自主企画「辰井講評窓口3」にご参加くださりありがとうございました。遅くなってしまい申し訳ありません。こちらに講評を書きます。 貧困と鴉がはびこるロンドンで、生きるために誇りを捨てそう […]
ナツメ『オフィーリアの残像(原題=メメント・モリ)』 瞼の裏に浮かんでいる 十八歳のわたくしの水死体 第二回偽物川小説大賞参加作品です こんにちは、辰井です。先日は自主企画『辰井講評窓口3』にご参加くださりありがとうございました。遅くなってしまい申し訳ありません。こちらに講評を書きます。 訪れなかった死の美しさを想う話、とまとめてしまうと言葉足らずな気がします。その反対側に生きている私、老いていく […]