弾き続ける彼女と彼の物語『ノクターン』
草食った『ノクターン』 偽教授杯のために書きました 好きな子の横で派手に死んだ男が好きな子に憑いている話です こんにちは、辰井です。先日は自主企画「辰井講評窓口3」にご参加くださりありがとうございました。こちらに講評を書きます。 好きな子に憑いている男と好きな子が大いなるものに裏切られながらある瞬間に辿り着く話。のっけからびっくりしました。個人的な事情で割と感傷的な気分で開いたんですが、リセット! […]
草食った『ノクターン』 偽教授杯のために書きました 好きな子の横で派手に死んだ男が好きな子に憑いている話です こんにちは、辰井です。先日は自主企画「辰井講評窓口3」にご参加くださりありがとうございました。こちらに講評を書きます。 好きな子に憑いている男と好きな子が大いなるものに裏切られながらある瞬間に辿り着く話。のっけからびっくりしました。個人的な事情で割と感傷的な気分で開いたんですが、リセット! […]
暗黒星雲『神に背く者』 エロいお姉さんには要注意ですぞ(笑) 【閲覧注意】 エロいです。R18スレスレなので、苦手な方は注意してください。 読んでいただけるだけで大感謝。コメントは辛口でも甘口でも、お好きなように書いてね。 【作品紹介】こちらは「悪魔」シリーズ第三作となります。一作目「ゴミを食らう悪魔」https://kakuyomu.jp/works/1177354054885896441二作目 […]
ラクリエード『この連休は、実家近くに泊まりに行こう』 昔からの親友に会いに行こうと思った 幼い頃から一緒だった親友であり、同僚でもある彼が、ある日突然、仕事を辞めて姿を消した。きっと実家の宿へ帰ったのだろう。根拠も理由もないが、そう思い当たり、故郷へと帰省することにした。 こんにちは辰井圭斗です。昨年は自主企画「辰井講評窓口2」にご参加くださりありがとうございました。すっかり遅くなってしまい申し訳 […]
ポテトマト『小さな夜の夜想曲』 吐き気がするほど自己嫌悪。 夜を吐く少女の物語です。 夜を吐いてしまう女の子の解呪の物語。複数の物語軸が並行して進行し、それがばらけることなく一つの物語を編み上げていくさまに圧倒されました。和田島さんも書いていらっしゃいましたが、ます#1で掴みこまれます。童話的・幻想的光景が広がるものの、それへうっとりと耽溺することを許さない“吐く”という行為。魔術的美しさに […]
草食った『飛んで火にいる』 芋虫はよろしく、と言った。 好きな子に芋虫を渡された男の話です 先に申し上げておきますが白旗をあげます。つまり褒めしか書きません。 私、草さんの作品を読むのはこれで4作目なんですが、どれも背後に殺伐……というのは正確じゃないな、ほのかな、或いは明らかな死の雰囲気を感じます。今回はなんでだったんでしょうね。藤宮という女の人の静かなやばみからでしょうか、それとも蛹に […]
坂水『魔術師の小指』 きっと事実としてはお義父さんの言うことが正しいのです。 「せいぜい『世界びっくり人間』か『一発屋芸人』ぐらいのものだ」 しかし、絵里子はその一つきりの能力で、多彩な効果を生んできました。まるで彼女が思いのままにいくつもの魔術を行使する魔術師であるかのように。いいえ、その限られた力が限られていることを(抜けているとか言われるけれど、あまり)感じさせず、周囲を魅せたという点 […]
myz『ルマルラ』 世界の終わりと、あたしとあいつと、あとカップのうどんとそば。 待ってくれ待ってくれ待ってくれと心の中で高速で唱えながら読みました。 まずなんて言語感覚でしょうか。冒頭十行でぎょっとしました。ほんの少しバランスを間違えるだけで転倒する細い線の上を歩く外連味たっぷりの言葉遣い。けれどもその一方で前中盤の朝のシーンとかとても詩的で。もう少し後の方ですけど、「罅割れた三日月みたいな笑み […]
姫乃 只紫『黒ノ都』 美しくなくたって生きていていいだろ 生き地獄系青春群像劇。 読解難易度:HARD 作者が十六歳の折にしたためた叫び。「02『Strawberries and Cream』」以降ほぼ残酷・暴力描写しかないため、苦手な方は読まないでください。 よくこんなもの抱えて生きているなと思う。別に作品世界=作者の心象風景ではないのだけれど、とはいえ何らかの発露ではあるので。 地獄 […]