なんでもありの現代ファンタジー『僕と黒剣 short ver.』

暗黒星雲『僕と黒剣 short ver.

僕と黒剣が殺人事件に挑む。ミステリー風SFです。

突然学校で殺人事件が起こった。
僕が気になっている女子生徒の黒剣は、その事件について何か知っているようだった。
僕と黒剣は事件の真相を知るために動き始めた。

この作品は既に公開中の作品、「僕と黒剣」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054888591615
こちらをコンテスト参加用に字数を削ったものです。

元々はツイッターにて連載していた変わり種小説です。




こんにちは、辰井です。昨年は「辰井講評窓口3」にご参加くださりありがとうございました。講評が大変遅くなってしまい申し訳ありません。こちらに講評を書きます。

“僕”が学校の女の子黒剣と、学校で起きた殺人事件の解明を図ると大変なことに巻き込まれていく話。……というとオーソドックスなミステリーに聞こえるんですけど、どちらかと言うとドンパチ現代ファンタジーです。いや、ミステリーぽいのは最初だけで、思い切り現代ファンタジーです。

タイトルの「short ver.」を目にした時、長いものを短くして窮屈なことになっていないかなと心配したのですが、もとの作品も1万3千字くらいでしたし、あまりそのあたりの心配がいらないようでした。要素てんこ盛りではあるので、普段の私であれば「字数が足りません」と言いそうなものなのですが、この作品の場合は1万字や1万3千字が丁度よいように見えました。私が「字数が足りない」と言う時、大体描写が足りないとか、説明が丁寧でないとか、そのあたりが理由になるのですが、この作品の場合、描写とか説明とかをもっとすればよくなるかというとそうでもない気がしたのです。この作品は普通の学校生活に自衛隊のサイボーグや魔法使いが出てくることを丁寧に説明するのがゴールではないので、これでよいのだと思います。

気になるところとしては、折角強めの敵として登場した槙田先生が生死不明で消化不良気味なのと、槙田先生が佐倉さんを殺害した理由が“普通”ということでしょうか。この作品のバランスであれば、そこは“僕”の争奪戦の結果だとか、そういう大風呂敷を広げて逃げてしまえばよい気がします。

しかし、簡潔な文章が時折強めのパンチを放ってくるようで、それもあって二転三転どころか五転六転するこの話を楽しめました。文章も丁度いいバランスだったと思います。読ませて下さりありがとうございました。

暗黒星雲『僕と黒剣 short ver.




【作者様からの返信】

辰井さま。

丁寧な講評をいただき、ありがとうございました。
すっかり忘れていました。

ちょっと内容を詰め込み過ぎな気もしていますけれども、テンポとしてはこんな物かなと思っていました。その辺を肯定していただいた様で嬉しく思います。

どうもありがとうございました。