おすすめのweb小説(恋愛)3選
こんにちは、辰井です。自己紹介をすると大体年間1000作web小説を読む人です。そんな人が独断と偏見でおすすめweb小説(恋愛)を選んでみました。恋愛には色んなかたちがあるけれど、BL編と百合編も作るので、今回はBLと百合ではない恋愛を描いた小説を選びました。それぞれの作品のリンクも貼るので是非読んでみてください。
姫乃只紫『安定限界』

【作品情報】
姫乃只紫『安定限界』
彼女の胸のざわめきを少しでも落ち着かせることができるのなら、僕は。
“健全”な三角関係にはなれなかった少年少女の話。いっそバチバチやり合えたら良かったのにね。
読解難易度:NORMAL
「学生時代好きな人がいたけど、あの人には自分より相応しい人がいるとか、これはLoveじゃなくてLikeかもとか、自分は今の立ち位置で満足してるとか、何かと自己を正当化する理由を並べて結局告白しなかった。で、今はそれを”美談”として受け止めようともがいている」人が読むと軽く死ねる作品。
カクヨムに投稿した作品の中でも群を抜いて”痛み”に溢れているので、読了したことを応援コメントか何かで伝えてもらった暁には、その忍耐を褒め称えます。
【紹介】
三角関係未満の青春を送ったことは無いのだけど、そのありもしない青春の傷が痛んで仕方がない作品。読み手としても書き手としても感情をグチャグチャにされるので、なかなか読み返せないのは内緒(それでも5回読んでいるけれど)。
坂水『桜の咲く頃、梅は散る』

【作品情報】
坂水『桜の咲く頃、梅は散る』
未熟な梅には毒がある。早過ぎた少年少女の早春・初恋・純不純文学
中学二年の年度末、幼馴染が親友に告白した。二人は付き合い始め、仲を深めてゆく。
けれど、僕は知っていた。桜より早く咲き、春を告げる清純な花の実には、毒があることを。
(一万字強、短編)
【紹介】
恋愛ものと言うにはあまりに”早過ぎた”痛い作品。その圧倒的筆力と迫力に書き手として嫉妬するよりも救われる気すらする。すごいものを読みたい人は是非。
高村芳『花と罪悪』

【作品情報】
高村芳『花と罪悪』
「男は花を愛した。罪悪感を抱きながら。」
男は毎週花屋に寄り、花を買っていく。とある男の、罪悪ともいえる花への愛をつづった物語。
※自慰表現があります。苦手な方はご注意ください。
【紹介】
見事な短編。良い所は沢山ある作品だけれど、まず説得力のあるかたちでその愛を描いたことがすごい。なるべく事前の情報無しで読んでほしいので紹介は短めで。読み終わって気が向いたら講評を読んでみてください。
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【BL編】の紹介記事もあります。
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